arai blog

振り返りや日々学んだ事を書きます。

UX KYOTO#00 【ワークショップレポート】

講義の後は「最悪トラベル」のワークショップです。

まずはグループに分かれて、とにかく最悪な旅のシナリオを考えます。5W1Hで誰がどうなるのかをポストイットで考えていきます。
私達のグループは「旅行先でテロリストに間違われて拘留され、帰れなくなった人」のシナリオを考えました。


次に、そうして考えた最悪のシナリオを活かしたサービス提案を考えます。まず、アイデアを出し合っていきます。
ここでポイントなのが、リフレーミングの発想で解決法を考えるという事。
フレーミングがフレーム(枠)の中での発想だとしたら、リ・フレーミングはその逆、つまり逆転の発想という事でしょうか?
(ここら辺を理解出来ているかあまり自信がありません笑)
ここでビックリする事が。私はてっきり自分達の考えたシナリオのリフレーミングをするのかと思っていたのですが、
なんとグループ毎にシナリオを取り替えっこする事に!「最悪の還暦祝い」のシナリオ担当になりました。
iPhoneImage.png
「最悪の還暦祝い」
Who:家族が
What:全員漂流した
When:祖父の還暦祝いに
Where:飛行機で移動中
Why:パイロットが眠って
How:飛行機が海に墜落して

せっかくのお祝いが最悪の事態に…これをいかにハッピーに出来るか!

・飛行機が墜落する
・海で漂流する

この2つの問題がでか過ぎて、なかなかの悩みどころでした。
最初から旅行に行かずにバーチャル体験をするとか、パイロットに任せず自分達で飛行機を運転するために免許取得パックを提案するなど、
面白いアイデアがたくさんでました。笑
ですが飛行機は墜落したけれど漂流しているという事は、命は助かっているという事です。ある意味ラッキー。
つまりこのトラベルでの1番の最悪は海で漂流している事。これをリフレーミングしていく事になりました。
そして最終的に私達が提案した新しいサービスがこれです!
iPhoneImage.png
「いざという時でも祝える保険」
最悪な事が起きた時まで、還暦を祝う事を保証する保険プランです。
内容としては
・飛行機には墜落時手頃な島の近くに落ちるような自動操縦システム搭載
・おじいちゃんの救命胴衣だけがめちゃくちゃ多機能
・島には救助が来るまでの3日間にサバイバル体験が出来る設備が整う+お宝が隠されている

という感じです。
漂流したとしてもすぐ島に辿り着け、サバイバル体験を通して家族の絆を深められます。
また、お宝(おじいちゃんへのプレゼント)を探し出してプレゼントする事で、嬉しさもひとしおです。
そしておじいちゃんの昔の知恵や救命胴衣がかなり役に立つので、「やっぱりおじいちゃんは凄いな」となります。


無事に生還した時、家族が前よりも仲良く、おじいちゃんが頼もしく見える。これが1番のプレゼントではないでしょうか。
ポイントはおじいちゃんは還暦だからまだ元気だという点と、サバイバル体験が3日間という手頃な期間という事です。

講評では浅野先生が「飛行機をあえて堕としちゃうのが良いよね」とおっしゃっていてつい笑ってしまいました。
でも、こういう笑ってしまうくらい突拍子もないリフレーミングが出来る事が大切なのかなあと思いました。

フレーミングの感覚、これからも意識していきたいと思いました。
今回のUX KYOTOもとても面白かったです。